登山用腕時計の主流がスマートウォッチになっている今、スマートウォッチ以外の腕時計もまだまだ販売されています。
そこには、それなりの理由があり、需要があるからです。
私もスマートウォッチではない腕時計を使用しています。
何故なのか、スマートウォッチではない腕時計を解説していきます。
登山で使用する腕時計に、どこまでの機能を求めるか。
そもそも登山に腕時計は必要?
スマートウォッチではない登山向け腕時計の特徴
従来型の腕時計の特徴は、なんと言ってもバッテリーの持ちでしょう。
従来の腕時計は、ボタン電池であったりソーラー充電です。
長い時間使用することが可能です。
スマートウォッチは、スマホと同様のリチウム電池に充電する方式です。
フルスペックで使用した場合、1~2日でバッテリーは切れてしまいます。
但し充電すれば直ぐ使用できます。
また、リチウム電池は劣化がありバッテリーの持ちも低下します。
加えて寿命があります。
いずれ交換する必要が出てきます。
リチウム電池と従来の腕時計を比較すると、従来の腕時計は電池交換は面倒ですが、電池を交換すればまた長い間使用できますし、ソーラー充電であれば、故障しない限り半永久的に使用可能です。
この電池の問題が、スマートウォッチと従来の腕時計の大きな違いだと思います。
機能だけ見れば、従来の腕時計はスマートウォッチには敵わないです。
テント泊や、万が一の遭難を想定すると、従来型の腕時計の信頼性が勝るかと思います。
充電バッテリーを持ち歩ければ、スマートウォッチに軍配が上がりますが・・・。
登山で使用する腕時計に必要な機能とは?
実際に登山で使用する機能は、私見ですがそれほど多くありません。
スマートウォッチの様に、地図が表示できたりGPSログが取れたりと便利ではありますが、全てスマホがやってくれるのが現実です。
- 高度計(標高)
- バックライトがあること
- 方位磁針
- 時計(できればアナログ表示)
- ソーラー式充電であること
- 耐圧性5~10bar(防水)
登山中に一度も時計を見ない時もありますが、腕時計に求める機能としては上記ぐらいです。
高度計は、1時間あたり標高差を見ます。
疲労が溜まってくると、登りも下りも残りの標高が気になるのでよく見るようになります。
バックライトは、テント泊や車中泊の時に活躍します。
テント泊ではよく目が覚めるので、その時に時間を確認します。
方位磁針は、希に方角を確認します。
時計については、アナログ表示が見やすいと思っていますが、実際に使用しているのはデジタル表示です。
充電方式は、ソーラー充電が一番便利です。
勝手に充電してくれて、ずっと動いてくれます。
防水については、5bar以上あれば問題ないと思います。
時計も汚れますので、登山時とは別に洗剤で丸洗いします。この時が防水で良かったと思う時です。
その他の機能について、地図はスマホで見ますし、ログもスマホで取りますので腕時計には求めていない機能になります。
私が登山で使用している腕時計
私が使用している腕時計は、PRW-3000YT-1JF バンドがチタンモデルです。
私が考える機能は十分備えています。
問題は冬山登山で、金属の冷たさが手首を通し伝わってきます。
バンドは樹脂製ベストだと思います。
- ソーラー充電で、電池交換が必要ない。
- 高度計をメイン表示にできる。
- バックライトがある。
- 衝撃や衝突で壊れにくい。
- 耐圧性は10bar
- 普段使いができる
登山に腕時計は必要?
腕時計がなくても、スマホを持っていれば十分ではあります。
スマホで時間も分かりますし、地図も見られますし、高度も分かります。
スマホがあれば、腕時計がなくても全く問題ありません。
腕時計が必要な方は、簡単に時間や高度を見たい方になります。
とは言え、登山には最低限必要な機能が備わった腕時計を身につけるのが、安全面から考えてもベターかと思います。
いつ何時、何が起こるか分かりません。
いつでも時間や高度を見られる便利さは、安全面からも大事な事です。
まとめ
スマートウォッチではない登山用の腕時計について解説してきました。
スマートウォッチ以前の登山向け腕時計は、今も多くのメーカーから販売されています。
従来型の腕時計と、スマートウォッチの大きな違いは、バッテリー持ちです。
スマートウォッチは多機能で素晴らしい時計です。
従来型の腕時計も、登山用としては十分な機能を果たしています。
どちらを選択するかは、登山スタイルに拠るところも大きいかと思います。
次回、私が購入するとしたらスマートウォッチになりそうです。
多くの機能を使ってみたい!
お気に入りの腕時計を身につけて、楽しい登山ライフを!