2022年は4月15日から立山黒部アルペンルートが開通します。
春の立山は雪の大谷ウオークで有名ですが、登山でも素晴らしい雪山登山を満喫できます。
北アルプスの中でも、GWに絶景と残雪を楽しめる立山です。
日帰り登山もできますが、山小屋泊かテント泊がおすすめです。
真冬の装備が必要で、春山と雪山を楽しめる立山をご紹介します。
是非、記事をご覧ください。
GWの立山【絶景】
まずはGW期間の立山の写真をご覧ください。
まだまだ雪が残ってて、立山の絶景を楽しめます。
大谷ウオークだけでも凄いですが、やはり登山ですね。
NO.1
室堂に降り立つと、雄山が出迎えてくれます。
室堂付近には、観光客の方々もたくさんいらっしゃいます。
NO.2
朝日を浴びる奥大日岳。
雄山に登る途中から撮影しました。早朝の雪は、かなりしまっています。
NO.3
雄山へ登る途中から見るテン場
陽もだいぶ上がってきて、雪面が光で覆われています。
NO.4
みくりが池の雪庇崩壊
夏には美しいみくりが池も、GWには雪と氷に覆われています。
NO.5
地獄谷で、奥に見える山が奥大日岳です。
地球が生きていることを実感します。硫黄臭い。
おすすめ登山コース
一日目:奥大日岳
二日目:雄山
最高点の標高: 3006 m
最低点の標高: 2262 m
累積標高(上り): 1677 m
累積標高(下り): -1679 m
総所要時間: 03:19:21
奥大日岳
是非とも登りたい山は、奥大日岳です。
テント場からも近く、立山にアクセスしたその日に登山ができます。
絶景の中を歩くのが、とにかく気持ちいいです。
3000m級の山を見ながら登山です。贅沢そのものです。
剱岳を横目に登山ができ、感動ものです。
撮影 筆者 剱岳
大きく張り出した雪庇は、立山の豪雪を物語っています。
この雪庇の脇を歩きます。
奥大日岳から宿泊地へ戻る際には、立山全貌を見ながら下ります。
なんとも贅沢な下山です。
雄山
殆どの方が雄山へ登ります。写真では一番右側が雄山になります。
日帰りでの登山も可能です。
言うまでもなく、立山の目的は雄山でしょう。
雄山の先の大汝山(3015m)が、立山の最高峰になります。
雄山神社は雪で覆われており、この時期ならではの風景です。
撮影 筆者
鳥居もこのとおり雪に埋もれています。
登山途中で、石や岩が露出していますので、注意が必要です。
アイゼンの取り外しが面倒です。
雷鳥にほぼ100%出会えます
この時期は、ほぼ間違いなく雷鳥を見ることができます。
こんなに簡単に見られるの?と思うぐらいです。
宿泊し、早朝から登山をすればほぼ100%どこかで雷鳥を拝めます。
雷鳥が隠れる場所がない、広い雪上にもいますよ。
立山ではテント泊がおすすめ
春山の落ち着いた天気であれば、テント泊がおすすめです。
春山とはいえ北アルプスの春ですから、朝の気温は間違いなくマイナスになります。夜もマイナスですね。
天候が荒れると分かっている場合は、テント泊を避けるのが賢明です、
初めての雪山テント泊をするには、GWの立山は適したキャンプ場だと思います。
室堂からは1時間ほど歩いて雷鳥沢キャンプ場に到着します。
重装備も1時間程度なら頑張って歩けなくはありません。
行きは下りですが、帰りは上りです。
キャンプ場ではトイレも使用でき、水も使用できます。
撮影 筆者 写真中央部がキャンプ場
夏山と違うテント泊で必要なもの
シュラフ
夏山と違い、暖かいダウンのシュラフが必要です。
寒がりな私は「ISUKA 630EX」を使用していますが、十分な暖かさです。
現在は、630EXではなく「630」になっています。
ISUKA 630
- 重量:1030g
- 羽毛量:630g(800FP)
- 最低使用温度:-15℃
- 収納サイズ: φ20 ✕ 長さ34cm
スノーショベル
雪山テント泊では、スノーショベルが必要です。
雪面を整地したり、雪を掘ったりとスノーショベルで作業します。
ないと困りますので、小さくてもいいので軽量なものを準備します。
モンベル製のショベルが安価でおすすめです。
立山のホテル・山小屋
テント泊以外にも、立山はホテルや山小屋が充実しています。
宿泊してみたいホテルや、山荘がたくさんあります。
温かいお風呂に入れるのもありがたいです。
アクセス方法
立山登山へのアクセスは、少し複雑です。
立山室堂(2450m)という場所から、登山がスタートになりますが、室堂へのアクセスが簡単ではありません。
富山県側は、立山駅まで車かバスでアクセスできます。
長野県側は、扇沢まで車かバスでアクセスできます。
立山駅・扇沢どちらもここからは黒部アルペンルートとなり、専用の乗り物で立山室堂へアクセスする事になります。
どちらも観光気分です。
時刻表や料金、各地からのアクセス方法は、こちらのホームページになります。
アクセス費用はかかりますが、納得のできる内容ですし、途中の展望も素晴らしいです。
何度も訪れたくなる場所です。
まとめ
春山登山におすすめの、「北アルプス 立山」をご紹介しました。
春山とは言え、GWの立山はまだ積雪期であり、一度天候が荒れれば真冬の牙を剥きます。
真冬の装備も必要なります。
厳しい山ではありますが、奥大日岳・雄山と素晴らしい山が待っています。
日帰り登山も可能ですが、テント泊をおすすめします。ホテルや山荘もたくさんあります。
春山の北アルプス候補に、立山を入れてみてはいかがでしょうか。
春山も楽しい登山ライフを!