前回、エクイリビウムST GTX 無雪期での使用感についてご紹介いたしました。
今回は、春の雪山での使用感についてご報告させていただきます。
残雪期の雪山でも、重宝される登山靴になりそうですよ。
是非、記事をご覧下さい。
「エクイリビウムST」を雪山で使用感
- アイゼンを付けても、登山靴がとにかく軽い。
(軽いのが一番の収穫) - アイゼンとの相性が良く、前爪の使用も問題なし。
(アイゼンはGRIVELのセミワンタッチ式) - 防水性は問題なし
- 軽量のおかげか?、疲労感が少ない。
- 3シーズン用なので、春山とは言え気温が低いと足が冷える。
(厳冬期には向かない) - ゲイターの靴紐につけるフックで、靴紐が引っ張られる。
(下に写真あり) - 雪山登山靴ではないので、靴が小さくゲイターがあそぶ感じ。
- パンツのインナースパッツのせいか、靴紐が何度かほどけた。
(素手で靴紐を縛り直せる季節でよかった)
雪面に近い足元はそれなりに冷えて、少し足に冷たさを感じ、厳冬期には使用できないと、実感。
登山靴とアイゼンの相性がよく、アイゼンを付けての登山は全く問題ありませんでした。
とにかく(登山靴+アイゼン)が軽くて、疲れはしたものの、快適な登山靴でした。
【ゲイターの前フックで、靴紐が引っ張られてしまう現象】
緩みを感じることはありませんでしたが、靴紐がかなり引っ張られます。
今回、登山靴を使用した雪山は、谷川岳の西黒尾根です。
詳しい登山情報や登山状況は、後術いたします。
登山靴を使用した雪山の情報【谷川岳 西黒尾根】
- 登山日:2022年4月2日
- 登山コース:谷川岳 西黒尾根(登り)天神尾根(下り)
- 距離:7.3km
- 登り:1374m
- 下り:812m
- 天候:快晴
- 気温:-7℃(2000m付近)(天気予報から)
- 風:ほぼ無風
- 登山時間:5時間51分
谷川岳の西黒尾根は、登山開始から急登が続き、長い雪稜を歩く登山道です。
アイゼンの前爪で登るところもあり、登山靴が滑ろうものなら、ピッケルで滑落停止をしても止まる事は不可能でしょう。
登りで標高1374m登っていますので、登山靴の試し履きには十分な標高かと思います。
登山した日の気温はAM9時 2000m付近で-7℃の予報。
無風のせいか、かなり暑い登山でした。
まとめ
今回は、春の雪山での使用感についてご報告しました。
アイゼンを付けても、とにかく軽いのが印象的でした。
さすがに厳冬期に使用するのは難しいですが、春の雪山には最適な登山靴の一つになりそうです。
登山靴に足が合えば、3シーズン用の登山靴として強い味方になるアイテムです。
機会がありましたら、是非履いてみてはいかがでしょうか。
お気に入りの登山靴で、楽しい登山ライフを!