登山装備

初めての登山靴選び【登山靴の種類・メーカーを解説】

初めて登山靴の購入を検討されている方向け。

本記事では、登山靴の種類と選び方、登山靴メーカー、価格帯について解説します。

初めての登山靴選びで、何を基準に選べばいいの?

このような疑問に答えます。

是非とも、記事をご覧ください。

① 登山靴の種類は大きく3つ

登山靴は、大きく3種類の形状に分けられます。種類によって特性がありますので、解説していきます。
 

  • ローカット
  • ミドルカット
  • ハイカット

【 ローカット 】
足首までの登山靴で軽量タイプです。足首が自由に動かせるので、動きやすい反面、足場の悪いところでは足首周りが安定しません。平地に近いハイキングならローカットがおすすめ。

引用:モンベル

【 ミドルカット 】
足首が隠れる程度の登山靴です。足首を保護しつつ、適度に足が動かせます。一番使いやすい登山靴とも言えます。日帰り登山から、山小屋泊、荷物が軽い登山におすすめです。

引用:モンベル

【 ハイカット 】
ミドルカットより背が高く、足首、くるぶしをしっかりとホールドする登山靴です。
テント泊や荷物が重い登山。どんな山でも使用でき、足をしっかりと保護してくれます。

引用:モンベル

価格 ¥17,380(税込)
品番 #1129504
ブランド モンベル
【重量】446g(25.5cm・片足)

価格 ¥17,490(税込)
品番 #1129473
ブランド モンベル
【重量】559g(25.5cm・片足)

価格 ¥29,480(税込)
品番 #1129463
ブランド モンベル
【重量】613g(25.5cm・片足)

商品情報
優れた耐久性を備えた全天候型シューズです。岩場へのアプローチやハイキング、自然散策からキャンプまでマルチに活躍します。アッパーには世界最高レベルの防水透湿性を誇るゴアテックス ファブリクスを使用し、こすれやすい前足部とかかとを1.6mm厚のスエードレザーで覆うことで、適度な剛性と優れた耐摩耗性を実現。つま先からかかと部分までラバーランドで補強を施すことで、さらに耐久性を高めています。アウトソールは岩場での立ち込みを想定し、かかとの高さとつま先の反りを抑えたフラットな形状に設計しています。

商品情報
軽量で柔らかく、軽装備のハイキングや野山の散策などで手軽に着用できるミドルカットの全天候型ブーツです。アッパーにはしなやかで耐摩耗性に優れ、ゴアテックスファブリクスの透湿性を最大限に生かすメッシュを使用。適度な剛性を備えた2mm厚のスエードレザーで補強しています。屈曲部から金属製のパーツをなくすことで軽さと柔らかさを実現しています。

商品情報
荷物の重い長期縦走や、積雪量の少ない冬季トレッキングに適した全天候型ブーツです。アッパーは耐久性に優れる2.2mm厚ヌバックレザーにゴアテックスファブリクスを組み合わせ、前部を継ぎ目のない一枚革で包み込むことで抜群のホールド感と耐久性、防水透湿性を実現しています。柔らかな履き心地と高い安定感を両立するパターンを採用し、スムーズな足運びを可能にします。


【雪山登るなら】
雪山登山や春の雪山を登るなら、コバ付きのハイカットを選んでください。
アイゼンを取り付ける時に便利です。

【 ソールの硬さ 】

  •  軟らかいソール
     スニーカーを想像してください。整備された登山道や木道向き。
  •  硬いソール
     マジで硬いですが、歩くとそれほど硬さはありません。
     ガレ場や岩稜帯では、硬いソールがおすすめ。
     高価な登山靴は、殆どこの類いです。



【 登山する山から、登山靴を選ぶ参考表 】

登山目安【 ローカット 】【 ミドルカット 】【 ハイカット 】
低山・標高1000m程度 
1000m~2500m程度 
南・北アルプス3000m級 
富士山

② おすすめの登山靴メーカーは?

結論から、どのメーカーが良いのかは、自分の足に合っているメーカーが答えです。
更に、デザインが自分好みであることです。

登山靴だけは、ショップにて試し履きをして、自分の足に合わせてみるのがベストです。
試し履きには、登山用の靴下を履いてから合わせてください。

ショップでも貸してくれると思いますが、自分の靴下がいいですよね。
厚手の靴下なら、代用できます。

登山靴メーカー
国内メーカー、海外メーカーと大きく分けられます。

海外では、イタリア製・スイス製・ドイツ製・アメリカ製ですね。
その中でも、圧倒的にイタリアの登山靴メーカーが多いです。

イタリア製は、おしゃれな可愛い登山靴や、メンズならかっこいい登山靴が多いです。イタリアのモンテベルーナ一帯は世界の靴製造業のトップブランドが集まる地方として知られています。

  • 国内メーカー

モンベル 1975年創業
国内最大級の登山用品メーカーです。
登山靴はローカットからハイカットまで揃っています。
国内メーカーですので、日本人の足に合った登山靴が見つかりやすいと思います。
登山靴の種類も豊富で、モンベルショップへ行くと、必ずといっていいほどお客さんが試し履きをされています。
価格的もかなり安価で、初めの一足には購入しやすいメーカーです。 品質もしっかりしていますよ。

キャラバン 1954年創業
日本のメーカーなの?って思いますが、1954年創業の日本のメーカです。
登山靴の種類も豊富です。
1956年、日本山岳会がヒマラヤのマナスルへ初登頂に成功した時に、ベースキャンプまでのアプローチに履いた登山靴がキャラバンです。

  • 海外メーカー

MAMMUT (マムート)1862年創業
登山のロープメーカーから始まったスイスのメーカーです。
登山靴の歴史は浅いように思いますが、マムート登山靴の前身は世界的に知られたライケルという100年の歴史を持つスイスのブランドなんです。
マムートの登山靴は、その靴作りを全て引き継いでいるわけです。 マムートとはドイツ語で、マンモスを意味します。

LA SPORTIVA(スポルティバ)1928年創業
北イタリアのドロミテ山麓の小さな町で創業。
とにかくかっこいい登山靴が多いです。
レディースは可愛らしい物も多いです。
色彩色豊かな登山靴が多く、足にフィットするなら、おすすめのメーカーです。

zamberlan(ザンバラン) 1929年創業
登山用品店には、必ずラインナップされているイタリアの登山靴専門メーカー。
靴作りの長い歴史を重ねてきたザンバラン、靴作りの高度な技術があります。

GARMONT(ガルモント)1964年創業
北イタリア モンテベルーナ発祥のマウンテンシューズブランド。
質実剛健にお洒落さが加わったような登山靴です。

SCARPA(スカルパ)1938年創業
イタリア語で靴を意味するスカルパ社は、イタリア北部のアゾロ村で靴専門の製造として誕生。
ボルダリング用の靴も多いです。

KAYLAND(ケイランド)1971年創業
北イタリアのモンテベルーナで創業開始。ヨーロッパ市場では、多くのアルピニストから支持を得ているブランドです。
2019年から日本のマジックマウンテン社が新たな代理店となった。

ASOLO(アゾロ)1975年創業
北イタリア モンテベルーナ発祥のアウトドアシューズブランド。
世界に先駆けて合成繊維の登山靴や”GOREーTEXを採用した登山靴の実用化を成功させてきた、世界的なリーディングカンパニー。

LOWA(ローバー)1923年創業
ドイツの企業で、8000m峰を登るような高所靴や、バックパッキング用、トレッキング用など多くの靴は本社工場で作られます。
ローバーのスローガンは、”Simply more” 信頼のあるメーカーです。

Columia(コロンビア)
創始者はポール・ラムフロムさん。
1938年ドイツからアメリカへ移住して、アメリカでビジネスを開始。

THE NORTH FACE (ザ・ノースフェイス)1966年創業
誰もが知る、アウトドア専門メーカーTHE NORTH FACE様。
アメリカで創業開始。
世界中で親しまれているメーカーです。

③ 登山靴の価格、予算はどれぐらい?

メーカーにより、価格差が大きいです。

国内ならモンベルがダントツに安価です。もちろん品質も良いです。

海外はほぼ拮抗していますが、高価な海外製登山靴には、それなりのデザインや品質が伴っているのも事実です。

  • ローカット:1~2.5万円程度
  • ミドルカット:1.5~4万円程度
  • ハイカット:1.5~6万円程度(価格幅が広いです)


さらに高価なものもあります。

④ まとめ

  • 登山靴の種類・形状は3種類(ローカット・ミドルカット・ハイカット)
  • ソールには硬いものと軟らかいものがある。
  • メーカーは国内・海外あり。イタリアの登山靴メーカー多数。


ローカットやスニーカーで、アルプスを登山されている方も見受けます。

実際に登れるのも事実です。

トレランをされている方なら別ですが、安全に登山する事をを考えると、登る山に適した登山靴を選ぶ事が、安全第一に繋がると考えます。

標高差の低い山に、ハイカットで登山するのは問題ありません。

登山靴知識を予習をしてから、登山靴を選んでみてください。
楽しい登山ライフを!

ABOUT ME
yururi
こんにちは。 ご訪問して下さりありがとうございます。 登山歴は10年を過ぎ、主にソロで低山からアルプスまで幅広く登山を楽しんでいます。 写真撮影も趣味の範囲で楽しんでいます。 登山情報や登山道具、撮影カメラに関する役立つ情報を、登山者目線で発信していきます。