残雪期の尾瀬は、4月下旬から5月上旬までの限られた季節限定の登山コースです。
GWにもお勧めできる、日帰り登山、テント泊もできる登山です。
夏同様に、この時期も多くの登山者やBCが至仏山・尾瀬を訪れます。
小至仏山のトラバースに、少し危険を感じるかもしれませんが、雪山初心者の方にもおすすめできる登山コースです。
是非、記事をご覧下さい。
春山の残雪期【至仏山・尾瀬ルート】
夏山の登山口の一つ鳩待峠が、残雪期でも登山口になります。
鳩待峠から至仏山へ直接アクセスします。
この時期限定で、至仏山から山の鼻へ下る事が可能になります。
夏山では、至仏山から山の鼻へ下る事はできず、山の鼻からの登りの一方通行です。
山の鼻から鳩待峠へは、夏道とは違う登山道になり、夏道の少し上側を歩くようになります。
特に危険箇所もなく、初心者の方でも楽しめる残雪期の至仏山・尾瀬になります。
最高点の標高: 2229 m
最低点の標高: 1404 m
累積標高(上り): 1615 m
累積標高(下り): -1631 m
総所要時間: 05:43:24
小至仏山のトラバース
特に危険ではありませんが、長いトラバースです。
トレースもしっかりあると思いますので、特に危険を感じる程ではないと思います。
アイゼンを使い、雪山を体感できるところでもあります。
至仏山頂上から360度の雪山絶景
至仏山の山頂からは、360度雪山の絶景を見渡す事ができます。
春とは思えない絶景が広がっています。
至仏山から尾瀬ヶ原を一望
至仏山からは、尾瀬ヶ原を一望できます。
奥に見えるのが100名山の燧ヶ岳になります。
雪の尾瀬ヶ原を一望できるのは、この時期だけの特権です。
至仏山から尾瀬ヶ原へ向かう木道
山頂からはしばらく木道が続きます。
アイゼンを外したり付けたりと、少し手間です・・・。
雪原の尾瀬ヶ原
尾瀬ヶ原は一面雪に覆われ、尾瀬であることを忘れてしまいそうになります。
この時期ならではの、雪原歩きを楽しめます。
アクセス
この時期はマイカー規制が始まる前で、鳩待峠駐車場まで乗り入れ可能です。
- 関越自動車道沼田ICから45km (車で約1時間)
- 鳩待峠駐車場:約50台
- 駐車料金:2500円
尾瀬戸倉にある駐車場利用もできます。
尾瀬戸倉にある駐車場からは、乗合バスか乗合タクシーを利用します。
- 尾瀬第一・第二駐車場:1000円
- 乗合バス・乗合タクシー:1000円(片道)
4/23~5/20 尾瀬戸倉→鳩待峠 7:50~15:55
鳩待峠→尾瀬戸倉 8:40~16:30
夜間の閉鎖場所からの渋滞
この期間は、鳩待峠へ18時~6時まで車の乗り入れができなくなり、夜中から閉鎖場所から渋滞になります。
鳩待峠へ駐車したい場合には、夜中から車列に並び車中泊する事をお薦めします。
車列は朝まで動きませんので、車内で寝てしまっても大丈夫です。
鳩待峠の駐車場
駐車場は満車になりますが、午後には空きも出ていたと思います。
まとめ
季節限定、残雪期の尾瀬をご紹介しました。
この時期ならではの登山コースもあり、初心者の方へもお薦めできる至仏山・尾瀬です。
天候が良ければ登山中は暑いぐらいですが、荒れると真冬の寒さや、視界不良で非常に危険です。
天気予報と相談しながら、予定を立てて下さい。
装備も雪山装備を忘れずに、楽しい残雪期の春山を楽しんで下さい!