軽アイゼンで登れる雪山って?
軽アイゼンでも残雪期の春山なら、けっこう登れる山ってあるんです。
おすすめの残雪の春山や、軽アイゼンについてご紹介します。
是非、記事をご覧ください。
軽アイゼンでも登れる雪山【残雪期の春山】
結論から、雪山初心者コースなら、殆どの雪山が軽アイゼンで登れます。
それは無茶でしょうと思われるかもしれませんが、現実です。
残雪期でも登る山によっては、荒れる事がありますので天候が良い条件付きになります。
急斜面や前爪で登るような登山でなければ、基本登れます。
そもそも、どうして12本のアイゼンが必要なの?と思うぐらいです。
但し、後術するような軽アイゼンがおすすめ(必要)です。
北横岳(長野県)(八ヶ岳)
標高:2480m(北峰)
登山口標高:2230m
標高差:250m
アクセス:中部横断自動車道 八千穂高原ICから21.6km(車60分)
(中央自動車道 諏訪ICから24km(車60分))
駐車場:600台
駐車料金:無料(北八ヶ岳ロープウェイ)
ロープウェイ:往復2100円(中学生以上)1050円(小学生)
2500級の高山ながら、ロープウェイに乗って2230mまで登山口まで登り、お手軽に頂上を目指せる初心者におすすめの山です。
登山口と北横岳の往復が無難。
縞枯山荘からのコースもおすすめですが、少し急登があります。
技術的に困難な山ではありませんが、2500m級の山ですから、荒れた天候になると危険信号が点ります。
人気のある山ですから、トレースも明確になっていて、八ヶ岳の一端を満喫できます。
金峰山(山梨県・長野県)(奥秩父)
標高:2599m
登山口標高:1510m(瑞牆山荘)
標高差:1089m
アクセス:中央自動車道 須玉ICから約26km
駐車場:100台(瑞牆山富士見平口駐車場)
駐車料金:無料
瑞牆山荘から登山スタートになります。
大日岩直下に急斜面がありますので、そこは注意が必要です。
山頂には金峰山のシンボルとも言える、五丈岩があり自然の驚異を感じます。
何故ここに、この岩が、このように積み上げられているのか?
山頂からは富士山や、南アルプスの展望が素晴らしいです。
雪山初心者コースは、下記サイトでご紹介しています。
是非、参考にされてください。
その他、軽アイゼン+ストックで登った雪山は、谷川岳の天神尾根コース、日光白根山になります。
雪山で使える、おすすめの軽アイゼン
おすすめは、爪が長い6本爪の軽アイゼンです。
12本爪と比較すると、軽量で登山靴への取付も簡単です。
ラチェット式が簡単で固定も簡単です。
6本爪が、氷面にも雪面にもしっかりと食い込みます。
前爪がないので、必要に応じてキックステップで登ります。
つぼ足(アイゼン無し)でもキックステップは活躍します。
急斜面でなけれれば、6本爪の軽アイゼンで問題ありません。
まとめ
軽アイゼンで登れる残雪期の雪山、更に雪山に適した軽アイゼンをご紹介しました。
実際に軽アイゼンで登山した山のご紹介で、北横岳は厳冬期での登山でした。
本格的な雪山登山の前に、軽アイゼンから雪山スタートをするのも、気軽に始められて良いと思います。
軽アイゼンは、夏山の白馬大雪渓でも活躍します。
軽アイゼンでも、楽しい雪山登山ライフを!